ラクスル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 グループCEO:永見 世央、以下、ラクスル)と株式会社プレイド(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:倉橋 健太)は、両社の協業を強化し、1st Party Customer Data(企業が自社接点で生成・収集する顧客データ)を活用したパーソナライズDMソリューションの共同提供を開始します。
本ソリューションは、プレイドがリアルタイムに解析する顧客の行動とその文脈(コンテクスト)の活用範囲を、主にオンライン上で完結していた施策から、ダイレクトメール(DM)というオフラインの顧客接点へ広げるものです。ラクスルとプレイドは共同で、DMの制作・発送にとどまらず、施策の効果測定とPDCAの運用、さらに導入企業自身がその運用を内製化するまでを一気通貫で支援します。対象はBtoC・BtoBを問わず、消費者向けの販促から法人営業におけるリードの育成まで、幅広い顧客接点での活用を想定しています。
企業は、広告からWebサイト内でのコミュニケーション、CRMまで、オンライン上の顧客接点ではデータにもとづく施策の最適化を進めてきました。一方でDMは、送付対象の設計がオンラインで得た顧客理解と切り離されていることが多く、送付後の反応も追いにくいため、売上への寄与を把握しにくい状況にあります。
また、物流コストや郵便料金の上昇を背景に、大量に一律配布する従来型のDM施策は維持が難しくなっています。ラクスルは、DMの印刷・発送におけるコストや納期の課題に取り組み、2025年3月にはセイノーグループの株式会社地区宅便との提携による配送プラン「ラクスルDM便」の提供を開始しました(※1)。こうした改善が進むなかでDM施策の成果を高めるには、限られた通数の中で「誰に、何を送るか」を設計し、その反応を検証することが必要です。
ラクスルは2025年7月、DMサービス「パーソナライズDM」の提供を開始し(※2)、プレイドのCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」との連携を進めてきました。今回、この連携を、データにもとづくターゲティングから効果測定、改善サイクルの運用、導入企業による内製化と業務プロセスの変革までを支援する共同ソリューションへと発展させます。BtoC・BtoBを問わず幅広い顧客接点とユースケースにトータルで対応します。
※1 ラクスル株式会社「ラクスル、セイノーグループの地区宅便と提携し1通41.3円(税抜)から業界最安級でダイレクトメールを配送する『ラクスルDM便』の提供開始」(2025年3月3日
https://corp.raksul.com/news/press/raksul_250303_dmbin/
※2 ラクスル株式会社「ラクスル、『パーソナライズDM』を提供開始 手紙やギフト付DMを個別最適化し『一人ひとりに届く体験』を創出 “脱・ばらまき”へ」(2025年7月9日)
https://corp.raksul.com/news/press/250709_raksul_personalized_dm/
本ソリューションでは、ラクスルがDMの制作・発送と反応取得の基盤を提供し、プレイドがデータにもとづく設計と効果検証を担います。ラクスルは提携印刷会社のネットワークを活かした小ロット・短納期の発送体制を備えており、DMを短いサイクルで検証しながら改善できます。
行動データにもとづくターゲティングと出し分け
社内のDWHやCDPに蓄積された購買履歴や属性のデータ、アンケートなどの非構造化データに、KARTEがリアルタイムに解析する顧客の行動データを組み合わせ、DMの送付対象と内容を設計します。購買履歴や属性だけでなく、何を見て、どこで検討をやめたかといった顧客の行動の文脈を踏まえて送付対象を絞り込み、より顧客に合わせたコミュニケーションを実現します。ラクスルのパーソナライズDMは約30種類のフォーマットに対応しており、対象に応じた形式とクリエイティブの出し分けが可能です。
個別二次元コードによる反応の取得
送付先ごとに異なる二次元コードをDMに付与し、DMへの反応を送付先単位で取得します。 これにより、これまで把握しにくかったDM到着後の行動を、KARTE上の行動データと同一の顧客として接続できるようにします。オフラインの接点を、オンラインと同じ顧客単位で観測することで、次回施策の設計に活用できます。例えば展示会や商談で獲得した名刺情報を起点とする場合など、BtoB領域におけるリードの育成状況の把握にも活用できます。
効果測定の可視化と改善
効果測定には、プレイドグループのプロダクトを活用します。KARTEシリーズのデータ基盤「KARTE Datahub」に顧客データを集約し、DM到着からWebサイトや店舗への来訪、最終的な購買などの流れを可視化し、施策の投資対効果を売上ベースで把握できるようにします。要件に応じて、プレイドグループの株式会社CODATUMが提供する次世代BIツール「Codatum」によるダッシュボードの構築や、既存のBI環境への接続にも対応します。DM単体の反応率に加え、他チャネルとの相乗効果や中長期のLTVへの寄与まで含めて検証します。
運用の内製化と業務プロセス変革に向けた伴走支援
適切なA/Bテストの設計にもとづいてPDCAを繰り返し、成果につながったパターンを導入企業の資産として蓄積します。運用手順を整理して引き継ぎ、外部への依存なく自社で回せる体制の確立を支援します。あわせて、DM施策だけでなく、顧客理解から施策実行までの業務プロセスの再設計にも対応します。
両社はすでに営業部門間での連携を開始しており、相互の顧客基盤に対する共同提案を進めています。本日より、それぞれの顧客企業に対して本ソリューションを順次提供してまいります。
両社は今後、DMにとどまらず、オフラインにおける顧客接点全般へと支援領域の対象を広げることを検討しています。データにもとづく設計と検証のサイクルを、チャネルを問わず適用できる状態を目指します。
中小企業の経営課題を解決し、持続的な発展を支える「経営インフラ」へ。
ラクスルは、「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」というビジョンのもと、強固な顧客基盤とテクノロジーを掛け合わせ、「売上拡大」「コスト最適化」「資金支援」を一体で提供する「中小企業の課題解決プラットフォーム」の構築に取り組んでいます。中小企業の経営を根幹から支え、挑戦を加速させる世界をつくります。
名称:ラクスル株式会社
所在地:東京都港区麻布台一丁目3番1号 麻布台ヒルズ 森JPタワー 19階
代表取締役社長 グループCEO:永見 世央
設立年月日:2009年9月1日
コーポレートサイト:https://corp.raksul.com/
運営サービス一覧:https://corp.raksul.com/services/
お問合せ:https://corp.raksul.com/contact/
プレイドは「データによって人の価値を最大化する」をミッションに、データを起点に企業価値の最大化を支援する企業です。膨大な顧客行動をリアルタイムに解析するデータ基盤とその文脈(コンテクスト)までを構造化する技術をもとに、データ×AIのプロダクト群と専門人材による伴走を提供しています。企業の顧客中心経営の実現を支えることで、持続的な事業成長とその先にいる生活者一人ひとりへの価値創出に貢献します。
https://plaid.co.jp/
